定数
前回は変数について書いたので、今回は定数について触れてみます。 定数とは文字通り「変更することの無い予め定まった」値を格納しているものです。 と、説明してもわかりづらいだけなので、早速コードを書いてみましょう。
<?php
print PHP_VERSION; //PHPのバージョンが表示される。
?>
上記のコードを保存してブラウザで表示すると、「5.2.6」というような形式で、 利用しているPHPのバージョンが表示されます。
もちろん定数には他にも種類があります。主な定数を以下の表にまとめてみましたので、「print」で実際に表示して確認してみましょう。
定数 | 意味 |
---|---|
PHP_VERSION | PHPのバージョンを返す |
PHP_OS | PHPが動いているOS |
TRUE | 真 |
FALSE | 偽 |
NULL | 何も値がない |
__FILE__ | PHPファイルのフルパスとファイル名を返す |
__LINE__ | 処理中の行番号 |
__FUNCTION__ | 関数名 |
__CLASS__ | クラス名 |
__METHOD__ | クラス名 |
ちなみに定数を書くときは、大文字で入力するのが慣習になっているそうです。
また、「define」という関数を使うことで、自分で定数を作ることもできます。 以下のコードを入力してみましょう。
<?php
define("MY_SITE","long-walk.net"); //define関数でMY_SITEという定数を定義
print MY_SITE;
?>
コードを保存し、ブラウザで表示すると「long-walk.net」と表示されます。 これは「MY_SITE」という定数に、「long-walk.net」という値を格納したからです。 define関数は「define("自分で決めた定数名","返す値");」という形で使います。 定数名を決めるときは、慣習に習って大文字にすると良いでしょう。 定数やdefinr関数は、本格的にスクリプトを組むようになると使う場面も出てくると思いますので、頭の片隅に置いておいてください。